おかえり「種まく人」山梨県立美術館
甲府へ毎年行くのは、なぜか山梨県立美術館が大好きだからです
ここから富士山が見え、東京のように混んでいない美術館には有名な絵も多く揃っています
ゴッホ美術館に貸し出されていたミレーの「種まく人」がいつもの山梨県立美術館に戻ってきました
「落穂ひろい」は現在、セントルイス美術館に貸し出されています
冬季特別企画は「藤田嗣治の黙示禄の三連作
現在、特別展は開かれていませんが、ミレー館だけでも見ごたえ十分です
ミレー館のコレクションは520円で見れます(山梨宿泊特典は100円引き)
65歳以上は無料
こんなにすごいコレクションなのに、手軽に見れます
ミレーが描いた農村の景色は、温かく、ほのぼのとした雰囲気です
風景の隅々まで丁寧に描かれた作品です
個人的に印象派の作品は興味がなかったのですが、歳を重ねて、画家やその時代の背景を学ぶうちに絵の興味も大幅に変わってくるような気がします。今は印象派は大好きです
この美術館で毎年再会する絵画があります
ミレーの「ポリーヌ・V・オノの肖像」「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」「冬、凍えたキューピット」バルビゾン派の「フォンテーヌブローの樫の木」
今回は世界で一番高価な本といわれるジョセフ・フォレが手がけた「黙示禄」の中の藤田嗣治の作品が4点展示されています
羊の革に墨と水彩で描かれていて、表紙には多くの宝石が使われていたようです
独特な雰囲気の作品ですが、この本に日本人が関わっていたことは驚きです
甲府出身の萩原英雄氏の作品も見ごたえあります。
こちらも素晴らしい作品で、今見ても全く古さを感じません
かなりの作品があり、年4回に変えて展示するそうです
当日、近くの新田小学校6年生のギャラリートークが開催されていました
ギャラリートークとは・・
それぞれ興味のあるミレーなどの作品を調べて、絵画の前で人に伝えるイベントです
皆さん作者のこと、作品のことを丁寧に調べており、絵画から感じられる自分の意見も発表できるのは素晴らしいことですね
いきなり質問されてどっきりしました
レストラン「アート・アーカイブス」もおすすめ
美術館1階にあるレストラン「アート・アーカイブス」もおすすめです
日が降り注ぐ明るいレストラン内にはテーブルも多く用意されています。全席70席
お勧めは「ミレーの種をまく人 アートドリア」1200円
スペシャルプレート1500円
どちらも地元の野菜を使ったサラダとスープが食べ放題です
とにかくゆっくりできます
絵画について話し合ったり、庭からみえる景色や鳥をぼんやり眺めるのも良いですね
ミュージアムショップも隣接です
お隣の県立文学館も立ち寄るといいですよ。山梨県立美術館
太宰は新居を甲府市御崎町56番地に構え、天下茶屋滞在のことを書いた「富嶽百景」や「I can speak」「新樹の言葉」など甲府を舞台にした作品を次々に発表していきました
その後三鷹での生活を送ります
三鷹と甲府の繋がりを深く感じます
現在文学館では俳句を通して交流を広げた高浜虚子、飯田蛇笏、芥川龍之介 の直筆の手紙などが展示されています「作家のエピソード」
閲覧室もあり、館所蔵の図書・雑誌などが閲覧できます。
文学について調べるための参考図書、山梨県出身の文学者の著作、文芸雑誌などを揃えています。所蔵資料の検索端末、原稿などが見られる画像情報端末、ゆかりの文学者の映像や文学作品の映像が視聴できるビデオブースも自由に利用できます