今しか見れない「フォリー=ベルジェールのバー」コートールド美術館展
このところ外国の有名な美術館の改装工事などの為、現地に行かなくては絶対に見れない作品の多くが気軽に見れます
先日ブログで紹介したウィーン美術館もその一つです
今回は上野の東京都美術館で開催されている「コーコールド美術館」も改装中につき、素晴らしい作品が来日しています
ゴッホ・セザンヌ・マネ・モネ・モディリアーニ・・聞いたことも見たこともある画家たちのまだ見ていない作品だらけです
英国と言えば、大英博物館、ナショナルギャラリーなどが有名ですが、コーコールド美術館を私は知りませんでした
サムエル・コーコールドはレーヨンの製造、国際取引で莫大な富を得、1920年代の10年足らずで多くのコレクションを築きました
素晴らしい審美眼の持ち主だったのですね、その当時集めたコレクションが現代ではほとんど評価されている作品です
その後コーコールドは芸術の素晴らしさを国民と分かち合うために、作品を寄付しました
芸術が広まる背景は色々なドラマがあるものです
作品にはドラマがある。だからこそ背景を知ると作品はもっと面白くなります
「フォリー=ベルジェールのバー」はめったに貸し出さない秘蔵品です
今もパリの中心部でコメディーなどの芝居に使われている劇場ベルジェール
以前あったバーを舞台に描かれた作品です
劇場の騒めきや、華やかさなどが絵から伝わってくるようです
鏡に映る後ろ姿の位置が作者の意図で変わっていたり、女性の前に描かれた果物や瓶は凄く丁寧に描かれていたり・・
本物は色も筆のタッチもじっくり見ると感動的です
主な作品にはイラストの説明があり、とても分かりやすいです
東京都美術館の後は上野公園でゆっくり散歩。パンダに会おう!
パンダを見るために多くの人々が訪れる上野動物園
今では予約は必要なく、並んだ順番に見れます
広い公園にはこのほか上野東照宮、不忍池弁天堂、清水観音堂などもあります
是非見てもらいたい「コーコールド美術館展」は12月15日までです